たった1年で現場監督の労働時間を12時間削減!
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公開日:2024.12.06更新日:2024.12.06
企業情報
・会社名:ナガヤス 工業株式会社
・従業員数:26名(2021年6月時点)
・年商:7.3億円
・事業内容:工事業
・エリア:埼玉県
税理士変更のきっかけ
弊社は、埼玉県草加市で昭和51年より50年に渡って工事業を営んでいます。
税理士変更のきっかけは、経理のアウトソーシングを決断したことでした。
以前の税理士は、経理業務は自社でやってほしいというスタンスだったため、社長である私自身も経理業務をしていました。
しかし、社長業の時間創出のため給与計算を社員にかんがえていたところ、その社員退職してしまいました。
弊社では領収書が3,000枚と経理業務のボリュームが多く、担当者1人に色々な知識をつけさせたり、従業員の退職によって業務が左右されたりするのは非効率だと感じ、アウトソーシングに対応してくれる税理士への変更を決断しました。
税理士変更によるBefore/After
Before
以前は、経費精算、会計業務、原価管理など、多くの業務が手作業で行われていました。そのため、煩雑な入力作業や、銀行への移動などに多くの時間を費やしていました。
■経費精算:現場で必要物資を現金で購入し、事務所に戻って経費精算する必要がありました。従業員は精算のために会社に戻る必要があり、移動時間のロスも発生していました。
■会計業務:通 帳をATM等で記帳し、通帳を見ながら弥生会計に入力していました。
銀行に足を運ぶ必要性があり、入力にも手間がかかっていました。
■原価管理:各 従業員が個別に原価管理システムにデータを入力していました。
After
税理士変更後は、ク ラウドツールの導入&活用とアウトソーシングにより、業務効率化と従業員の負担軽減を実現しました。
■経費精算:MFクラウド経費を導入し、従業員が領収書をスマートフォンで撮影するだけで経費精算ができるようになりました。
弊 社では、若干お金はかかりますが、オペレーター入力機能を使用しており、撮影した領収書から金額・相手先・日付を入力してもらっています。オペレーター入力機能でなくても、OCR機能(画像データの自動読み取り、文字化機能)はありますが、オペレーターの方が確実なので、依頼しています。
従業員は、現場で写真を撮るだけで経費の申請を行うことができ、会社に戻る手間が省けました。
また、弊社ではこれに合わせて従業員にネットバンキングの口座を作成してもらっています。ネットバンキングとの連携により、振込業務が効率化され、従業員も近くのコンビニで気軽に下せるになり、非常に喜ばれています。
■会計業務:インターネットバンキングとMFクラウド会計を連携させることで、通帳記帳と会計ソフトへの入力が自動化され、非常に楽になりました。
紙の請求書に関しては、PDF化した請求書を税理士事務所に共有し、入力してもらっています。
紙の帳票を写真やPDFで送るだけで、入力を完了できるようになりました。
■原価管理:クラウド型原価管理システムのアカウントを税理士事務所に共有し、原価入力をアウトソーシングできるようになりました。
送られてきた請求書を、工事の種類ごとに弊社で分類したら、入力自体は税理士事務所の方でやっていただけるようになりました。
原価管理システムと振込データが紐づいているので、アウトソーシングするだけで振込データまで作成できるようになり、会計ソフトとも連動しているため、同時に会計データもできるようになりました。
税理士変更で実現したこと
社長の経理負担が月30時間から月2~3時間に削減!
以前は、私自身が経理業務に月30時間程度と多くの時間を費やしていましたが、税理士変更後は、月2~3時間にまで削減できました。
入力・チェック業務はなくなり、承認業務のみになりました。
高精度でスピーディーになったのはよかったと思います。
このような支払い関係や期限があるもの、正確性を求められる業務はそれなりにプレッシャーがあるので、プレッシャーから解放されていいことだらけだったなと感じています。
おかげで、新しいチャレンジをしたり、自分自身もリフレッシュに充てられるようになりました。
現場監督の労働時間を一人当たり月12時間 削減!
税理士の変更で、従来現場監督がやっていた経費精算や原価管理の業務が楽になり、事務担当者もそれらの入力・チェック業務がなくなりました。
事務担当者が空いた時間で、現場監督の業務を一部引き受けられるようになりました。現場監督でなくてもできる、マニフェストの管理、申請業務、道路使用許可申請等を実施してもらっています。
業務の面では、キャッシュや経費を気にせず、使えるようになったので、経営がしやすくなりました。
業務をアウトソーシングたことにより、会社内に余裕が出来ました。
土木事業のICT化や3D 化等、新しいことに挑戦することで新しい展開は見えてきますが、新しい挑戦をするために「今は苦しいけど残業しましょう」というのは中々難しいです。
そこで、今できることをできる限り小さくしてあげて、心の余裕や時間の余裕を作り、その半分ぐらいで新しいことに挑戦しましょう、と伝えています。
そうすると、いろいろなことに取り組めて良い循環に繋がっていると思います。
その最初のきっかけが、「業務を外に出す」アウトソーシングでした。
アウトソーシングをしたことで、安定性が増し、社員が辞めても大丈夫だと思えるようになりました。
また、経理をクラウド化したことで、決算賞与を出す際の数字の把握が早くなったり、税理士事務所のグループ内にある社労士事務所にも依頼することで、税務・経理・労務の窓口を一本化できたことも、税理士を変えて良かったことです。
税理士変更に迷っている方へのメッセージ
私が税理士を変更するまでは、実際すんなりとはい っていませんでした。
クラウド化すること、アウトソーシングすること、税理士を変えること、すべてが重なっていたので、どうしようかなとも思いましたが、変えてみると、1年でこれだけの変化がありました。
実際、当初想定していたほど大変ではなかったので、もっと早く税理士を変更していればと思いました。
私自身、MFクラウドや会計は昔から自力でやっておりましたが、私のような経験がない場合でも丸ごと引き受けてくれる税理士もいるので、もっと気軽に相談してみたほうがいいと思います。
クラウド化などに対応できる税理士事務所が、近くになくても、遠方でも対応できる税理士事務所を船井総研さんからご紹介してもらいましたので、相談してみるといいと思います。