毎月赤字・資金ショート寸前から税理士変更で利益5,000万円創出!
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公開日:2023.04.21更新日:2023.06.12
企業情報
・会社名:株式会社石山
・従業員数:47名(パート・アルバイト含む)
・年商:18億円
・事業内容:中古自動車小売業
・エリア:千葉県
税理士変更のきっかけ
弊社は、終戦間もない頃、貧しかった時代の中で創業者である故・石山博氏は、今後日本が復興していく際に、車の需要が間違いなく高まってくると考え、中古自動車販売店・整備工場として石山モータースを創業。以来、この地域を離れることなく地域密着型の経営をしてきました。
税理士変更のきっかけは、資金調達に伴う財務状況の悪化でした。
新店舗オープン時に資金調達を実施したところ、台数も伸びましたが財務状況が悪化してしまいました。当時の売上は月400万円、対して返済額は月900万円。その様な状況でも、当時の顧問税理士からキャッシュフローに関する相談・提案はありませんでした。
付き合っている船井総研の自動車業界専門のコンサルと話していた際に、「社長、流石に税理士さんを変えた方が良いのではないでしょうか?よろしければ税理士さんご紹介します。」と言われて、税理士変更を決断しました。
税理士変更によるBefore/After
◆Before
以前付き合っていた税理士事務所は東京都内の事務所でした。会計監査や試算表作成をしてくれましたが、月次で出してくれる資料は手書きの損益計算書のみ。貸借対照表は決算時くらいしか見ていませんでした。
毎月の訪問時も試算表の説明のみで、ほとんどコミュニケーションをとる場面がありませんでした。単なる決算書の作成担当者だったという状況でした。
また、前述の通り財務状況が悪化してしまい、いつ資金ショートで倒れてもおかしくない状況でしたが、顧問税理士からキャッシュフローに関する相談と提案はありませんでした。経理指導や決算対策の提案もありませんでした。
そこで、キャッシュフロー管理・決算前検討会・月次打合せをきちんとしてくれる同一市内の会計事務所へ切り替えることにしました。
◆After
新しい税理士は付き合いを開始した当初、月2回以上訪問してくれて、現場に入り込んで経理指導をしてくれるようになりました。何かあった際にはすぐに会社まで来訪して確認をしてくれています。
試算表は毎月15日前後にメールでもらえるようになり、経理改善と月次決算早期化を実現できました。
月次打合せでは、前年同月対比の損益の変化を確認し、良い変化なのか・悪い変化なのかを分析してもらえるようになりました。悪い変化の場合、改善のためのアクションまで相談できるようになりました。また、月次貸借対照表を見ながら手元資金の管理を一緒にしてもらえるようになり、そうしたことを積み重ねて少しずつ状況が改善していきました。
それによってメインバンクから「うちで一括借り換えをしませんか」と提案をもらえるまでになりました。その際は会計事務所に相談し背中を押してもらい、結果、月次返済額の大幅圧縮を実現できました。
また、利益が5,000万円出た際も節税提案をしてもらい、納税予測金額よりも大幅に抑えることに成功しました。
これだけやっていただけるようになっても、顧問料は以前の顧問税理士と同額でした。断然コストパフォーマンスはよくなったと思います。
税理士変更に迷っている方へのメッセージ
税理士を変えてそんなに変わるものか、と期待していませんでしたが、思い切って変えたらとても効果が大きかったです。
数字に特別強い経営者以外は「どの会計事務所を選ぶか」ということが非常に重要だと感じております。
「税理士を変える、変えなければいけない」というイメージは持っていませんでしたが、経営者として税理士変更の結果を見ると、経営のスピード感が変わりました。
また、クラウド会計freee等の新しいシステムを導入するには税理士との連携が必要となります。DX化に乗り遅れないようにするために、経理部門がブラックボックス化しないようにするために、お付き合いしやすい税理士さんを選ぶべきだと思います。
(担当)船井総合研究所 坂田知加