税理士は比べて見ないとわからない
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公開日:2023.01.10更新日:2023.04.07
企業情報
・会社名:株式会社エーシークリエイト
・従業員数:グループ全体65名
・年商:グループ全体100億円
・事業内容:不動産売買仲介、賃貸管理
税理士変更のきっかけ
不動産顧客が多い税理士として知人から紹介され、創業2期目より契約しておりました。
長年お世話になりましたが、事業の成長に伴い、税理士に対して求めることが増えてきました。
依頼していた事務所は、税理士1名とパート複数名の小規模事務所だったため、金額を上げれば依頼できるという形ではありませんでした。
そのため、税理士変更を検討し始めました。
税理士変更によるBefore/After
◆Before
試算表が出てくるのが45日後と、毎回時間がかかっていました。
買取再販事業の開始で融資申請が増え、すぐに試算表が出ないと困るようになりました。
税理士から提出された試算表が処理中のものだった時もありました。
事前に共有を受けていなかった為、銀行から質問されて初めて処理中のものであると知りました。
また、税理士が1名の事務所のため、電話をしても繋がらないということもしばしばありました。
社内の経理担当者が不動産業の経理は初めてだっただめ、相談しようにも中々できず、不明点があるまま月次を締められなくなっていました。
月次の打ち合わせはありましたが、「勘定科目はこれで合っているのか」という電話で済むような質疑応答で終わっていました。
「資料がないものはやらない」「言われないとやらない」「在庫処理や仕入れ処理ができない」と主体性がない税理士で困っていました。
◆After
新しい税理士は、チャットワークでスピーディーに返信をくれます。
急ぎの場合は、電話でも対応してもらえます。
電話がつながらなかった場合も、その日中には折り返しまたはいつ連絡するかの連絡をくれる事務所でした。
2名体制でサポートしてくれるので、1名が連絡がつかない場合でも、もう1名から連絡をもらえる安心感がありました。
また、月次の打ち合わせでは、不明点の相談や決算前検討会など細かくサポートいただけるようになりました。込み入った処理方法や初めての処理についてなどは打合せ時に相談して解決できるようになったのです。
1年間会計事務所が経理担当者に会計処理修正の宿題を出して、経理担当者が修正するということを続けてきた結果、経理担当者が自分で銀行提出用の決算書を作成できるまでに成長しました。
税理士のレスポンスが早くなったので、修正が早くできるようになりました。
さらに、以前は決算直前まで税理士から話がなく決算対策ができない状態でしたが、新しい税理士は会社としてどのような決算着地にしたいかを共通認識として持ってくれ、どのようにしたら良いかをアドバイスしてくれます。社長の希望に合わせて期中から対策の打合せができるようになりました。
その他、経理や新入社員のマナー研修からインボイス制度の情報提供など様々なサポートをいただけるようになりました。
税理士変更に迷っている方へのメッセージ
税理士を変えるタイミングはそんなに多くないと思います。
お付き合いされている税理士がすごくいい場合は変える必要はないが、「あれ?」と感じるタイミングが出てきたら、比べてみるというのがいいと思います。
比べてみないとわからないというのが正直なところです。
税理士の知り合いが何人もいるわけではないので、これまで他の税理士の話を聞く機会はありませんでした。
もともとお付き合いしていた税理士は、知人からの紹介ということもあり、何度も何度も考えて税理士を変更する決断に至りました。
会社の成長に伴って規模に合った税理士が絶対いると思います。
船井総研に紹介いただく際は、「こういうことで困っている」、「税理士からのこの対応は普通なのか?」と具体的な問題を相談してみることをおすすめします。
これまで税理士を比べたことがなかったので、新しい税理士のように「複数名体制でのサポート」や「スタッフの指導までしてもらえる」ことを知りませんでした。
あの時相談してよかったなと思っています。
おかげさまで会社の売上が上がると共に、それに沿った相談もできています。
経理のスタッフも成長を遂げることができ、皆にとって良い形になりました。
一度他の税理士と比較をして、話を聞きいてみたいと思うのであれば、
まずは相談して問題解決の一歩を踏み出すといいんじゃないかなと思います。
担当者コメント
「経理の強化や不動産仲介業に慣れている税理士さんが良い」
「正しいことを正しい、というような四角四面な対応の税理士さんではなく、やり方等も教えてくれるような税理士さんが良い」
というご希望をいただきました。
当時、会社としては急成長されていらっしゃいながらも、経理に課題を抱えていらっしゃいましたので、
・経理改善が得意
・不動産仲介業の会社とも多数お付き合いがある
という点を、新たなパートナーの条件として整理させていただいました。
また、言葉では表現しにくいですが、会社の雰囲気と税理士法人の雰囲気が比較的近い、相性が良いのではないかと思われる事務所をご紹介させていただきました。
税理士さんとも「人付き合い」になるので、相性も重要だと税理士セレクションでは考えています。
ご相談をいただいた企業様から、経営理念や経営ビジョン、社長のお考えをお伺いして、考え方も会いそうな税理士事務所をご紹介させていただいております。
税理士を選ぶ際には、人と人との関係として長くお付き合いできそうか、信頼できそうか、話が合いそうか、という点も見ていただくのが良いと思います。
(担当)船井総合研究所 坂田知加