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- 税理士の賢い選び方
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公開日:2022.10.12更新日:2024.03.25
【整骨院・整体院向け】療養費削減&人材採用コスト高騰に打ち勝つ!たった1つのやるべきこととは?
利益率が下がりやすい外部環境にやるべき重要なこと
療養費減少による売上の下落、ライバル店の増加による競争激化、人材採用コストの増加等、整骨院・整体院経営にとって厳しい状態になっており、利益率が下がっている整骨院・整体院も少なくありません。
このような環境下だからこそ、重要になるのが、経営数字の見える化、資金繰りの把握や改善、そして経営者としての時間確保です。しかし、現状はというと、
☑ 療養費削減対策として自費治療や交通事故治療を増やそうとしているが、利益率の推移を把握できておらず、どれくらい増やす必要があるのかわからない…
☑ 試算表が出てくるのが遅いため現状の経営状態を正確に把握することができず、感覚で経営しているところがある…
☑ 採用・雇用やITシステム導入に活用できる助成金や補助金を使っていない…
☑ 資金繰りが正確にわからずどんぶり勘定になっている…
☑ 金融機関からの融資を増加するために、財務体質を強化したい…
☑ 補助金・助成金を院長自身が調べている…
このように感じたことはありませんか?
もし1つでも当てはまる場合は、会計事務所との付き合い方を変えることで、解決できるかもしれません。
整骨院・整体院が会計事務所に受けるべきサポートとは?
皆さんは、会計事務所が税務以外にもサポートしてくれることをご存じでしょうか?
今回は特に、整骨院・整体院が受けるべき、会計事務所のサポートメニューをご紹介します。
【1】記帳代行・経理のアウトソーシング
記帳代行は、領収書や会計ソフトへの入力など、帳簿作成業務を代行してくれるサービスです。会計事務所の中には、記帳代行だけでなく、勤怠管理や給与計算、年末調整、請求書管理など、経理をまるっと依頼できる経理のアウトソーシングを依頼できるところもあります。
「院長自身が経理業務に時間を取られている…」という方、「奥様(ご家族)しか経理業務を把握しておらず、もし何かあったら…」と不安に思っている方には、ぜひ知っていただきたいサポートです。
【2】クラウド会計の導入
クラウド会計は、銀行口座やクレジットカード、電子マネー、POSなどと連携すれば、取引データを自動で取り込み、AIが自動で仕訳を行い、仕訳帳、総勘定元帳、試算表などを作成することができます。また、給与計算ソフトとも連携することができ、給与計算後の給与が自動入力されるようになり、大幅に作業時間を削減することができます。
クラウド会計の導入は、自社の経理業務に合わせてクラウド会計の初期設定〜利用できるまでを手取り足取りフォローしてくれるサポートです。
【3】補助金・助成金のサポート
「補助金・助成金を今まで活用をしたことがない」という方がもしいらっしゃれば、非常にもったいないです。会計事務所から積極的にアドバイスをもらいましょう。
また、会計事務所の中には、社労士事務所をグループ内に持ち、補助金・助成金のアドバイスのみならず、申請から受給までをサポートしてくれるところもあります。
いかがでしたか?自社に必要なサポートはありましたでしょうか?
「一度は検討したことがあるが、顧問税理士に断られた…」ということもあるかもしれません。税理士の中心業務は税務のため、これらのサービスは一部のハイレベルな会計事務所しか提供できていないのが現実です。
会計事務所を変更することで、経営に変化があった事例
ではここで、顧問税理士をハイレベルな会計事務所に変更することで、経営に変化があった事例をご紹介します。
節税&補助金・助成金の提案をもらえるようになった事例
M整骨院(売上4,000万円・島根県)の場合
ー会計事務所を変更する前ー
・税理士とのコミュニケーション&打合せは、会計事務所職員が年1回訪問する時のみ。
・決算書は作成するだけで、節税や銀行融資に向けた決算対策の提案が何もない
・補助金・助成金のアドバイスもない
ー会計事務所を変更した後ー
・法人化することができ、その際、決算月の変更など免税メリットを最大限得るための提案をしてくれた
・法人化後、役員報酬になり個人収入が減少し、所得税が減税できるようになった
・採用やITシステムの導入に使える補助金や助成金のアドバイスをもらえるようになった
財務体質の改善&経営数字の見える化が一気に進んだ事例
ー会計事務所を変更する前ー
・会計事務所と契約した当初は毎月あった打合せが、直近は年に1回(決算前のみ)の打合せになっていた
・会計事務所側のミスで一部書類の提出が漏れており、追徴課税を課せられたことがあった
・節税の提案などが一切なく、納税結果だけを報告されていた
・法人化について相談したが「今はまだいいのでは」と相談に乗ってくれず、3年が経過した
・帳簿は手書き、必要資料はFAXや郵送で送付していたので、作成と整理に時間と手間がかかっていた
ー会計事務所を変更した後ー
①財務体質の改善
・毎月の打合せがあり、前月のキャッシュフローを見て、使いすぎている部分やさらに投資すべき部分についてアドバイスをもらえるようになった
・決算書を見て、お金の動きをアドバイスしてもらえるようになった
・今期決算の着地に向けて、節税のアドバイスをもらえるようになった
②経営数字の見える化
・クラウド会計の導入により、これまで手入力していた通帳情報やクレジットカード使用情報をデータ連携し、帳簿の作成の手間が大幅に削減できた
・AIが自動で仕訳をしてくれるようになった
・給与計算ソフトと連携し、給与情報も自動入力されるようになった
・試算表も早期作成(10営業日程度)出来ている
・スマホからでも、正確な経営数字が確認できるようになった
優良会計事務所の選び方チェックリスト
上記事例でご紹介した整骨院様、鍼灸院様は、下記のチェックリストをもとに「下限品質項目をクリアして、ハイレベル項目を満たすパートナー」を探されました。
皆さまの会計事務所はいかがでしょうか?
顧問税理士さんとの関係性で、気になる点があるにもかかわらず、「長年のお付き合いだから…」となかなか切り出せていない場合は、機会損失しているかもしれません。ぜひ一度、今後の自社の成長にあった税理士かどうかをご判断いただければと思います。
税理士セレクションでは、整骨院に特化したセミナーをはじめとし、さまざまなセミナーを開催中です!ぜひ一度ご参加くださいませ。
https://zeirisi-selection.funaisoken.co.jp/seminar/
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石原 佑哉
新卒で船井総研へ入社以来、HR領域のコンサルティングで全国各地・様々な業種の企業の成長支援を行ってきた。
その中で成長企業ほど会計周りの業務効率化や決算・税理士に関する悩みが多かったことから、”企業レベルと税理士レベルのミスマッチを解決する”という事業コンセプトに共感し、成長企業とハイレベル会計事務所をマッチングする税理士セレクション事業のメンバーとして活動している。
現在は多くの業種のコンサルティングに携わった知見を活かし、業種・企業規模に応じた課題を解決するべく、年間200件以上のご相談に対応している。